※このブログは、2021年2月12日配信のメルマガを引用しています。
〜「痛みへの共感」〜
世界をひとつにつなげる祭典のリーダーから
多くの人たちから不適切だと捉えられる発言がありました。
力や特権を手に入れ特別扱いされることが当たり前のリーダーには、
言われた側の心の痛みは想像すらできないことでしょう。
他者の痛みに共感できないのは、
自分の痛みから、自分を切り離しているからです。
怖れからの支配を糧にするリーダーは、
自分を強く見せようと、
自分の内側にある、脆さや弱さを
あってはならないものとします。
無自覚に脅かされると、人を見下したり、
威圧したり、自己顕示に走ったりします。
自分の痛みを感じられないと、
他者の痛みを感じることもできません。
痛みの分離は他者への共感の欠損を生み出します。
怖れに基づく力によって分離した世界に必要とされるのは、
共感から相互理解を創り出せるリーダーです。
リーダーが自分自身の弱みや痛みにつながれること。
人間性が問われる、これからのリーダーシップの必須条件になっていくことでしょう。
ぼび(河本伸也)
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