裁きが生み出す世界

※このブログは、2020年11月11日配信のメルマガを引用しています。

〜「裁きが生み出す世界」〜

ひき逃げと思われる事件に対する
報道やバッシングが繰り返し行われています。

「なぜ逃げるんだ」
「こんな事件を起こしたら、もう今までのようには仕事はできない」
「仕事がなくって当然だ」
と裁き咎める言葉が溢れていました。

それは正しい言葉です。
でも、目の前に怪我をさせた人がいるにも関わらず、
人間がそこから逃げ出したくなるような世界をおかしいと思いませんか。

そんなときに誰も逃げたいわけじゃない。
でも、逃げざるを得ないような怖れがある。

「事故を起こしてしまったら、なんて言われるかわからない。」
「社会的制裁を受けて、今のままではいられなくなる」

そんな怖れは誰がつくり出しているのでしょうか。
起きたこと・やったことを裁き咎めることで、
人間が人間としてあれなくなる、
そんな世界をつくり出していないでしょうか。
私はどうして人を裁き、咎めざる得ないのでしょうか。

理解できると共感できる、共感できることでゆるし、つながれる。
世界にはそんな可能性もあります。
どんな世界に一票を投じるのか。
私たち一人ひとりの意識、考え方、行動がこの世界を創り出しています。

ぼび(河本伸也)

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