痛みの連鎖

※このブログは、2020年6月5日配信のメルマガを引用しています。

誹謗中傷による、痛ましい出来事がありました。

人間にとって評価されたり、批判されたり、
裁かれることは痛みです。

評価されたいと思っている人はいないし、
人を評価したいと思っている人もいません。
評価することも本当は痛みなのです。

それなのに、人は人を評価し、裁き、咎めます。
それは誰もが、自分が評価されたときの痛みを
誰にもわかってもらえないまま、
内側で抱え込んだままだからです。

私たちは自分を痛めつけることなく、
誰かを痛めつけることはできません。
加害者は被害者でもあり、
被害者も加害者になり得ます。

人を評価し、裁くことで、
自分の外側にも内側にも痛みの連鎖が生み出されます。
この連鎖を断ち切ることができるのは、痛みへの共感だけです。

その人がどんな行為をしていたとしても、
自分が何をしてしまったとしても、
それを評価し、裁くのではなく、
どうしてそうせざる得なかったのかを理解する。

あなたが、相手の痛み、
そして自分自身の痛みに共感し、
その奥にあるものを理解することができれば、
この世界にある痛みの連鎖を止める可能性が
そこに生まれます。

ぼび(河本伸也)

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